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【misc:KNIT】 モリガンさんをイメージしたニット

まずは四方山話

(枠線が付いている画像には、大きい画像へのリンクが入ってます。他、テキストによるものも含め、画像へのリンクは別窓/別タブで開きます)

旧サーバー時代TALKでもくっちゃべったことがありますが、「コスプレとワードローブのスレスレなニット」(一見フツーで日常使いも出来るんだけども云われて見れば・見る人が見ればあのキャラっぽい、みたいなの)を作ってみたいヤボーを前々から持っておりまして(編み物を長く深くやってると、何処かで一度は自分でデザイン・製図してオリジナルのを作りたいと思うもんですが、私は「ヲタクならでは」でそっち方向に行った訳ですな)
モリガンさんのお衣装をモチーフにしたニットは、かなり長いこと「いつかは」と考えておりました。具体的には、「身頃をシンプルにして、丸ヨークをレース(透かし多めの地模様)にしたセーター」だったら、モリさんのデコルテばーん、なイメージになるんじゃないか?と。
で、旧TALKでも並太糸で編んだ試作(の域を超えられないもの)を出したことがありましたんですが、そん時、「やっぱもっと細い糸でハイゲージにすべきか…」つってたんです。並太になるともう「ざくざく」な編み地になってくるので、モリガンさんの大人なイメージからほど遠い。
とはいえ、手芸糸ラインナップが豊富な手芸店は近所に無い田舎人、「よくある」とは云いがたい細番手の糸を手軽に手に入れられる環境では無く(→並太なら殊更手芸店じゃなくホームセンターにも置いてたりするんですが。糸は実物見ないと後で後悔するから、実物糸見本無い状態で通販もあり得ない)、またしばらくアイデアだけ温め状態、になっとった訳ですがー…
2020年中だったかな、2021年に入ってたっけかなあ、父方の伯母から、押し入れに眠ってたっていう相当古いながらに大量の中細糸を頂きましてねぇ!(多分、昭和30-40年代に機械編みが流行ってた頃のやつだと思う。何年遊べるんだよ、うひょひょーい!つって小躍りした)
それで2021-22年シーズン、一般的なフェアアイルやレース地のベストを何枚か編んだ後、「同じ色の糸がある程度揃ってる間にやっとかんと、また先送りになっちまうなー」ってことで、いよいよ取りかかったのでした。
完成は2022年5月だったかな、GW終わってたかどうだったか…。例年なら5月にはもう毛糸触りたくなくなるけど、'22年は結構涼しい初夏だったというか、夜はまだ寒い日もあったので、途中で止まって秋までお休みになっちゃわなくて良かった(^^ゞ



色の選び方の「センス」は置いとくとしても、それにしたって、かなり地味な感はありますが。これでも結構、自分としては冒険した感じです^^;(特にヨークの色)
並太で編んだ時の試作品はヨーク部をもっとシンプルに、掛け目と2目一度だけのネットにして透かしてましたが、今回は糸が細いので透け感を出し過ぎると、
>物理的に、ダレそう
>(いくら「防寒着」ではないとしても)「暑いの寒いのどっちだよ」とアンバランス過ぎる気がする・それが故に下品に見えそう
ってことで、透け感は控えめにしつつデコラティブな地模様をヨークにしました。

色を切り替えてるのは、あくまで「モリさんモチーフだから」ですね(^^ゞ 肩・デコルテ(+谷間)どーん!のあの感じは、一色使いでヨークをレースにする(透け感)だけじゃ表現出来ないと思って(単にそーいうニット、ってだけ)。むしろ、インナーにヨーク部分と似た色のものを選んでレース模様は目立たなくする着方したほうが、より「どーんばーん」なあの感じに近づく気がする、と(↑並太の試作段階で既に)考えてました。
かと云って、実際のモリさんと同様に袖と身頃の色まで変えるのは使いにくくなるんで、ヨークと身頃&袖の切り替えだけで控えめに。
袖口も、「コスプレとワードローブの境のせめぎ合い」が出てます。普通のセーターの袖丈にするのはつまんないけど、中指に引っかける三角だと、グッとコスプレ色が強まる気がしたんで、手首位置より少し長くしてハンドカバーっていう感じに親指出せるようにだけしてます(このほうが温かいんで実用的でもある。現実的に、三角にすると後々の糸始末とかが難儀であんまり綺麗な仕上がりにならない気もしたし、……ぶっちゃけ、製図(斜線の増減目計算)がめんどっちかったのも事実;)

今の時代(のお嬢さん方)は、結構大胆なオフショルのトップスも当たり前のごと使ってるし、都会ではロリータ・ゴスロリ、(ある程度なら)マジコスプレで街も歩けるようだから、もうちょっとコスプレ寄りにしても奇天烈にはならんのかもしれんですけど、私ゃ昭和生まれの田舎のおばちゃんなもんですからね、「一見したところでは全くコスプレに見えない」っていうスレスレにしないと怖いんですわ(;´Д`) 袖口の三角で↑こんなこと云ってんだから、そりゃー、お腹(鳩尾?)のハートの透かしは入れきらんですよ(苦笑)。

以下、記録がてらの作り方には、雑感や四方山話も入りますんで、レシピと云うよりは「読み物」のような感じでご覧くださいまし。

↑タタム↑

作り方

初めに


概要・準備:

出来上がりサイズ

[写真のトルソーは、婦人用Mサイズのものです]
胸囲:90~96cm、裄丈:75cm、着丈87cm。(※目安)

↑タタム(出来上がりサイズ)↑

道具
  • 4号4本棒針、または輪針
  • (2号4本棒針、または輪針)
  • (3/0号かぎ針)
  • 他、糸の始末用とじ針・休み目のための別糸・糸を切る鋏 等

メインで必要になるのは、4号4本棒針/輪針です。>袖・身頃・ヨーク、殆ど輪編みです。平編みはごく一部(お好み/アレンジで平編みは全く無い状態になることもあります)。
(括弧書き)の分は、ごく一部分にだけ使ってます。>「買わなきゃ持ってないわ」って方には申し訳無いくらいに、マジで一部分なので、作り方の中では「持ってない時は使わなくて済む」ようなアレンジ例もちょっと書いてます。
>かぎ針のほうは、2/0号・4/0号なら持ってんだけど?ということなら、大丈夫デス。ゲージにはあんまり関係ないので、手加減調整だけで大丈夫。(5/0号以上になると太すぎですけどね^^;)
>「私の手加減で私が使った針」を記してますんで、ゲージ(サイズ)調整のために1~2号前後するのは、当然、構わないです。

↑タタム(道具)↑

材料
[A糸]袖+身頃:模様編みA、ガーター編み
中細毛糸(ウール100%) 440g程度
[B糸]ヨーク:模様編みB、B'
中細毛糸(ウール85%ナイロン15%混紡) 65g程度
(純毛だったら若干軽くなるかも)
※注!※
写真の実物ではヨークの切り替え位置にフリルが入ってますが、この分の糸は上記[A糸][B糸]に含まれていません。フリルは無ければ無くても良いもので、お好みでアレンジが凄くどうとでもなる部分なので、人によって幅が出ますから、「明らかな材料」としては出さないことにしました。「ちなみに」程度で云っとくと、実物では中細純毛糸を20g弱くらい使ってます。

……スイマセン、前述の通り、凄く古い頂き物の糸なもんで、最近の毛糸にあるような規格表示部分(1玉:Xg、Ymみたいな)がありませんで…;(貰った段階では無くなってた、のかな…)
「純毛で中細」って条件が同じであれば、長さ(メートル)/gの率が極端に違うことは無いと思われますので、目安として受け取ってください。
「中細」の目安を取りあえず云っとくと、最近の糸玉であれば大抵ラベルに書いてる「目安使用棒針」が2~4号になってるのが大体コレに使ってるのと同じくらいです。(※実物の[A糸]は、[B糸]よりきもち細いです。[B糸]の方がごく一般的な「中細」かも。[A糸]も中細に入るとは思うんだけど、もしかして解いたことあって痩せた糸…?っていう「きもち細い」)


↑タタム(材料)↑

模様編み・ゲージ
簡素設計図


・グレー部分の模様編みAとピンク部の模様編みBは4号棒針で編みます。
・緑色部分のガーター編みは2号棒針で編みます。

1:袖&身頃を、[A糸]で編みます。

2:袖・身頃の休み目を4本棒針または輪針に纏めて取って、ヨークを編みます。
>模様編みA/Bの境目に入るガーター編みは、フリルの「台」になっています。よって、モリさんの「あの羽」をもっと別のやり方で表現したい時とか、そもそもあの飾り部分は要らないという場合は、ここのガーター編みが必要無くなることもあります。

3:[A糸]の模様編みA(+ガーター編み)が終わったら、一旦伏せて、[B糸]で必要目数を拾い、模様編みB、B'を編みます。>何故一旦伏せるのかは、また後で。お好みで、そのまま編んでも可。

4:最終段まで編んだら、目を伏せます。>この時、かぎ針を使います。かぎ針を持ってない/その伏せ方は好みじゃない、という場合は、1目ゴム編み止めで終われるアレンジも添えてます。

5:お好みで、フリル部分を編み付けます。>実物は、ここでも、かぎ針を使ってます。

写真の実物は、2:の段階がもう少し込み入ってます。ちと高度なことやってるんで、後述、具体的な作り方の中では、実物のほうを「アレンジ例」として書きます。
↑図は脇のまちが表現されてませんが、何処かの段階で脇のまちをはぐ工程が入ります。何処ではぐかは、お好みになってきます。

↑タタム(簡素設計図)↑

↑タタム(概要・準備)↑

手順1:袖を編む


図は、右袖のものです。左は対称に編みます。

①ハンドカバーになる袖口を平編み(往復編み)で編みます。
-1:指でかける作り目をし(60目)、2号棒針でガーター編みを4段編みます。(1段目は作り目なので、編む操作は実質3段)

-2:4号棒針に替えて模様編みAを編み始めますが、両端の3目は表目・裏目にします(何故かは後ほど隠し文章で)。よって、模様編みAを編む目数は54目になります。

-3:18段(☆)編んだら、袖口の平編みは終了。この段階で、袖下になるねじり目の1目に糸印を付けておくと後が楽です(表を見て右袖は右から・左袖は左から数えて43目め)


②続けて、メインの袖を模様編みAで輪に編みます。
-1:平編みした袖口の両端、表メリヤス(表目3目)を上に、裏メリヤス(裏目3目)を下にして重ねる形で、輪針または4本棒針に取ります。重ねた3目は2目一度にします。よって、輪編みは編み始めが57目になります。


-2:①-3:の段階で糸印を付けとくと楽と云ってた1目(編み始めから43目めor15目め)を袖下の中心として、その左右隣りで増目して斜線をつけながら、必要段数編みます。増目の仕方はお好みで可。(「渡り糸をねじり目で拾う」か「掛け目して次の段でねじり目にする」のが、まあ、普通かなと。編み目記号としてある「右増目」「左増目」(枝毛みたいなアレ)は、この模様編みの中では使い辛い筈なのでオススメしません。少しテキスタイルが変わってきますが、袖下中心に1目を確保している点で、編み方を知っている上級者の方なら3目の編み出し増目が「楽」「分かり易い」という方も居られるかもですね)


-3:必要段数編んだら、休み目にしておきます。別糸に取っておく・予備の針があるならそれを通しとくとか。↓実物写真。

>写真ではまだ親指の出口を作ってませんが、この段階で綴じておいても構いません。
実物では両端3目を重ねて、ガーター編みの1段目(作り目)を「はぐ」形にしてます。

>ヨークに入る前の組み立て図はまた後で出しますが、写真では脇の「まち」に当たる部分とヨークになる部分を分けて休ませてます。目の位置と数だけここでも云っとくと、袖下中心の1目と、その左右10目ずつ、計21目が「まち」になります。

↑タタム(手順1:袖を編む)↑

手順2:身頃を編む


指でかける作り目(270目)をして、4号針で模様編みAを必要段数、輪に編みます。
それだけ(笑)。(編み図と実物写真を出す必要もホントは無かろう…(^0^;)) ひたすら編むべし編むべし!
必要段数編んだら、休み目にしておきます。

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(☆)段数は完全に任意、お好みです。通常のセーター丈なら、まあ40cmくらい…?で、144段とか。
取りあえず編んでいき、バストトップを基準に実際に当ててみて、「この辺で止めとくか」みたいな決め方で一向に構いません(笑)。→自分用じゃないから編みながらその都度当ててみることが出来ない、ってことなら、同じくバストトップ基準で先に丈を決めて、段数割り出して下さい(ってか段数割り出す[数える]必然性も特に無く、物差し/メジャー当ててそのサイズ、でも構わないです)

↑タタム(手順2:身頃を編む)↑

※ヨークに入る前に※

これから袖と身頃を合わせてヨークを編んでいきますが、メインで云っている作り方だと、
前後身頃の差が出ません。 (“うしろまえ”が無い(※))
実物では前後を付けているのですが、その方法はより高度(上級編)になってくるので、隠し文章で「アレンジ」として書いています。
前後身頃の差が無いことは、多少着心地に影響しますが、特別な体型の方(マジでお胸/お尻がとても大きい・妊婦さん・極端な猫背、等)でない限り、凄く動きにくい、ということにはならない筈です。
一先ず、この段階でそれをご了承ください<(_ _)>

(※)あくまで身頃としては。袖の左右があるので、一応前後は決まります。袖に親指の出口を作らなかった場合であれば、完全に“うしろまえ”が無いってことになります。

手順3:ヨークを編む-1

①下図を参照して、袖・身頃の休み目をヨークと脇のまちに分け、針に取ります。

>脇のまちは、模様編みAのねじり目を中心として左右に10目ずつ、計21目となります。
袖下の位置・袖の左右間違いに気をつけてください。袖の左右間違ったら、袖口の小指側が開いちゃいますYO!

>身頃の【ちなみにTIPs】の中で云ったように、身頃を「裏目・ねじり目・裏目」で編み始めたならば、編み始めの位置からまちの21目を数えると、糸端が後ではぎに使えるので便利デス。
>また、手順3:の何処の段階でも構いませんが、後々(B糸に入る時)に備えて、前後身頃それぞれ半分の位置[上図だと114÷2=57ずつ分ける位置]と袖それぞれの半分[袖山。66÷2=33ずつ分ける位置]に、糸印を付けとくのをオススメします。

この段階の実物写真↓

>ヨーク目数はトータル360目です。(↑後の手順に備えて糸印をオススメしてますが、単純にかなりの目数があるという点で数え損ないを防ぐ意味でも、糸印や目数リングは「転ばぬ先の杖」になります^_^;)

>まちは別糸等に取って休み目にしておきます。


②[A糸]で模様編みAとガーター編みを編みます。*実物とは異なります*

-1:360目を、模様編みA[4号針]で2段編みます(*)実物はもっと込み入ったことしてます。それについては後ほど隠し文章で。また、写真見て[A糸][B糸]の切り替え位置が気になる(もうちょっと上げたい)と思われた方は、↓隠し文【...変更例:2】をご覧下さい
>編み始める位置は状況・お好みに依りますが、糸を付けて編み始めるなら、身頃と袖の間がオススメです(まちのとじた後の「しろ」に糸を潜らせることが出来るので)。そうでないなら、この段階で糸端がどっかにあるようでしたら、そこから糸継いで編み始めても(「身頃のど真ん中」とか極端に目立ちやすい場所に出てるなら、避けた方が良いかもしれませんが;)

-2:2号針に替え、全体で平均的に360目を320目に減らしながらガーター編みの1段目を編みます。(図は、320目に減らしてからガーター編みを改めて4段編む、という風に見えてしまいますが…; ガーター編みの1段目(表目の段)で減らす、って意味です;)
>(☆)先にちょっと云ってた通り、ここのガーター編みは「フリルの台」として入っているので、あのフリルが要らない方・「モリさんの羽の表現」に別のアイデアがある方は、ここでは目数を減らさないまま・針を替えないままで模様編みAを続けて4段(計6段)編むのでも構いません(ガーター編みの段数ゲージと模様編みAの段数ゲージ(手加減)の差が気になるなら、+2段(計4段)くらいでも)
参考までに、 フリルを付ける前のアップを出しときます。
フリルは付けなくて良いけど、B糸に入る前に一旦少しだけ区切り線入ってるこの感じが良いと思われるなら編んでも良いし、「“アノ羽”の表現をすると、どうせ隠れるんだからここにガーター編みが入ろうが入りまいが関係無い」なら、取りあえず目数そのまま模様編みAを編む方が楽でもありましょう(^0^;)
また、2号針を持ってない(わざわざ買うのもナニだ)から、袖も4号針のままでイケるアレンジをした、ってことであれば、ここも強いてガーター編みを入れなくても良いです。


③ガーター編みまで終わったら、一旦目を伏せます。 (…ピンボケ過ぎて写真出す意味ねぇ気もしますが…;)

>一旦区切りが付くので、ここまで「編む」作業しかしてないってことなら、この段階で袖の親指口を作っといたり、各所の糸の始末をしといても良いですネ。



③’ガーター編みを入れてない(360目模様編みAのままで4~6段編んだ)のでしたら--
説明が前後しますが、この後、[B糸]で320目拾います。よって、
A:この段階で、320目に減らしながら伏せ目する
B:360目で一旦伏せておいて、後で320目を拾う
方法としては、この2つがあります。どっちにするかは、お好みです。
(↑隠し文章で、伏せ目自体お好み、つってますが。伏せない場合も、A糸の段階で減らしとくのかB糸に入って減らすのか、これまたお好みです^_^;)

(④)脇の「まち」の「はぎ」をこの辺りでやっとくのも悪くないと思うんで(伏せ目で一旦区切りが付くから作業がやりやすいだろうし)、ここで云っときます。
はぎ方も、ぶっちゃけ、お好みでどうぞ(^_^; 袖・身頃の模様の繋がりをより綺麗に、同時に伸縮性も慎重に確認しながらはぎたいなら、突き合わせて綴じ針使う方法が良いだろうし、比較的楽に作業終わらせたければ、被せはぎ等でも良いです。
ただ、はいだ段階で、まちと本体輪編みの境に、「穴が空いた」ような感じになるかもしれません。
本当はそれを避けるために、(手袋の時に使うような方法で)境目の渡り糸をねじって1目作ったりした方が良かったのかもしれませんが、やはりそれも「高度過ぎる」方向になると思ったので省きました。糸の始末をする時に、穴が空いた箇所へ1目作るような形で針を入れたり、あるいは完全に伏せてしまう形にしたりで処理してくださいm(_ _)m

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↑タタム(手順3:ヨークを編む-1)↑

手順4:ヨークを編む-2

①B糸で320目拾い、記号図(画像へリンク)を参照してヨークを編みます。記号図は2模様分です。



>この設計図では手順3:でガーター編みに入る時と同様、320目拾ってから編み始めるように見えてしまいますが、記号図の1段目が拾い目にあたります(320目拾った段階で1段編んだのと同じ)。スイマセン;
>編み始め(拾い目の始まり)の位置は、特に指定しません。お好みでどうぞ。実物では、身頃の真ん中に1模様が入る(身頃を半分に分けた位置に模様の半分が来る)ようにしてますが、身頃の半分が丁度1模様の境目っていう拾い方・イッソ「丁度半分」「丁度1模様」とかには拘らないシフトした拾い方しても一向に構いません(^^ゞ(手順3:で身頃・袖半分の位置に糸印付けとくと良いつってたのは、このためです)

>(☆)基本(実物)は64段編んで、最後、かぎ針で伏せ(まとめ)てます。そのまとめ方は後述しますが、そのやり方が好みじゃない・苦手な方、かぎ針を持ってない方は、記号図では緑色になってるもう2段(計66段)を編めば1目ゴム編み止めが出来ます。

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>34段は増減無しで編みます。
模様編みBの最後らへん、3目1度が入る直前までです。
(模様編みB、大きな模様の最初の3目1度(ねじり目のラインの内側が繋がる場所)が減目の最初、って心しとくと判り易いかと)

>減目をする段では、1模様につき必ず2目減らします。20目1模様が左右対称の形になっているので、減目も左右で1度ずつ・計2目、と思ってください。
35段目から減目が始まります。ここから、↑模様編み・ゲージのところで出した記号図とは大きく異なってきます。が、模様の「原理」に当たる部分は変わりません。[模様編みB’]の隠し文章でアレンジとしての記号図を出してますが、そっちを使いたい場合でも、減目入っている↑リンク先記号図は使える筈なので、照らし合わせて・注意して見て下さい。

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64段まで編めた段階の実物写真↓

最終段まで編んだ割りに、襟の位置などが最初に出した完成品と随分違うように見えるかと思いますが、編んだ直後が一番縮んでいる状態だからです。(最終段にまだ通ってる針が「絞る」ような感じになって、故に上方に引き上げる格好になってもいますし)
この後最後の目を伏せて、軽く縦横に引っ張り、スチーム当てたら完成品の形に近づきます。



②必要段数編んだら、まとめ(伏せ/止め)ます。
※先に云っておきます。実物に使っているまとめ方は、ちょっと高度です(知ってる方へ:クンストレースの時に使うのと同じようなまとめ方してます)。動画や画像なしに文章だけでどれほど伝えられるだろーか;ってテクニックなので、特にそれをするのが初めてという方にとっては仕上がりが不安なこともあるでしょうから、↑で云ってる1目ゴム編み止めにする方が安心なら66段まで編んでそっちにする方が良いし、フツーに伏せ目で終わっても別に構いません(何度か云ってますが、かぎ針も使いますんで、ごくシンプルに「持ってない」方は1目ゴム編み止めか伏せ目でドウゾ>やろうと思えばかぎ針無くても同じ事は出来ますが、かなり手間です^^;)。

[1]今の段階で(64段編み終わり)、糸が出ている右針最後の目は表目、左針最初の目が裏目になってると思います。(左利きだから逆、という方はこの後も左右読み替えてって下さい^_^;) 糸が出ている右針の表目を一旦左針に移し、その目に、表目を編むようにかぎ針を入れて、編まずに左針から外します。

[2]左針に掛かっている次の2目が右から裏目・表目になっている筈です。(表目の)左上2目一度をするように、かぎ針を入れます。

[3]今かぎ針に掛かっている表目から出ている糸で、実際に左上2目1度をして、そのまま、かぎ針に取っていた表目にも通す(表目を被せる)ように糸を引き出します。
>つまり、ここまでの段階で、「右上3目1度」をした格好になり、左の棒針から2目・右の棒針から1目減って、かぎ針には1目掛かっている筈です。

[4]続けて、鎖編みを4目編みます。(棒針にまだ掛かっている目が外れないように気をつけて)

[5]次の3目でも、かぎ針で右上3目1度をするつもりで、針を入れ、糸を引き出します。
>[1]~[3]では、1段(64段目)の「最後」の目を使うことになるので回りくどい云い方しましたが、要は、こういうこと、「かぎ針で右上3目1度をする」ってことです。

[6]後は、棒針から目がなくなるまで、[4]鎖4目-[5]右上3目1度、の繰り返しです。最後の右上3目一度が終わったら、もう一度鎖4目編んで、最初に3目一度した所へ引き抜き、糸端10センチくらい(後で始末がしやすいくらい)を残して切って、そのまま糸を抜きます。

>>鎖4目の部分は、「3/0号を持ってない2/0号ならある」ってことなら5目にした方が良いかもしれないし、「4/0号ならある」ってことなら3目でも良いかもしれません。また、3/0号持ってるけど、もうちょっと「ネット編み」っぽく弧を付けたいってことなら、5目にしても良いです。何にせよ、「キツくなりさえしなければ」何目でも良いし、手加減でどうとでもなります。
>>「ずっと右上3目1度つってるけど、模様の繋がり考えたら左上3目1度の方が良いとこあるよね?」というのが分かる方は、モチロン、それも構いません(^^ゞ 左上3目1度って、楽に思えて意外と、針から外れそうで怖いときあるよな、と思って右上で通してるだけなので。


…果たして、これで伝わったかどうか全く分かりませんが…;
伝わってるとしても、こんなやり方知らなかった・初めてやる、という方にとってはハードルが高いというか、「ちょっと怖い」方法かもしれません。
写真に出してる実物はこうなってる、ってだけなんで、強いてこのやり方をオススメはしません。何だかんだ、棒針編みに慣れてる方なら、1目ゴム編み止めか伏せ目で終わらせる方が、安心でございましょう(ーー;)
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これでニットの本体を「編む」作業は終了です。後は完全に「お好みで」のフリルだけです。
>脇のまちのはぎ・親指口の綴じ付けが終わっていないなら、それらを済ませ、糸の始末をすれば、本体は完成です。

(フリルを編むとすればまだまだ続きますが;)
くどくど長文にお付き合いありがとうございます(旧サーバー時代のスクリプトの取説思い出すな…;)、お疲れ様でした!<(_ _)>

↑タタム(手順4:ヨークを編む-2)↑

(手順5:フリルを編み付ける)

何度も云ってますが、フリルはお好みです。↑の段階で「あ、もうコレでいいや」と思われるなら、付けなくても一向に構いません^_^;


ヨーク境のガーター編みがフリルの「台」になってるってのは、前述の通りです。
ガーター編みの裏目のループに、かぎ針・引き抜き編みで糸をつけ、ちょい緩めに鎖を編み、1目飛ばしてまた引き抜く。この繰り返し。
↓こういう感じで針を入れて引き抜きます。(元の写真がピンボケ気味だったんで、分かりにくいですけど;)

ガーター編みは裏目の段で折れやすい編み地です。身頃を手前にしてヨークとの境目を折り曲げると、
(かなり簡素な模式図ですが)裏目のループがこんな感じ(赤)に見えます、コレが「台」ってことです。
鎖を緩め(“ふんわり”を意識)に編むように、引き抜きも、編み付けると云ってもキツくならないように。
>ちなみに、細編みにしなかったのは、如何にも後付けした感じの「厚み」が見た目的にも何か嫌で、「この厚みで重くなりそう」と思ったからです。

鎖の目数はお好みですが、私自身は如何にも「鎖編みのループ」になるのを避けたかったので、基本は3目(最大で5目)くらいにして、その代わり鎖の1目を極端に大きくするような感じで、袖側でよりボリュームが出るようにしました(あ、ご存じない方には「何で?」ですね^^; これもモリガンさんのお衣装イメージで)

実物では、ガーター編み裏目の上側は、[A糸]の色違い(白基調)と[A糸]の2本どりで編み付けてます。下側は[A糸]の1本どり。


んで、1目飛ばす(結構密)ってのも、「ネット編み」っぽくしたくなかったからなんですが、ガーター編み裏目の下側[A糸だけの方]では、飛ばした1目にも(互い違いになるように)鎖を編み付けてボリューム出してます。ただし身頃真ん中の2模様分は編み付けない、ってしてます。(この模式図で伝わるかなー; ぐるっと一周編み付けてる分と、互い違いで袖周りに編み付けてる分があるっていう…)
最初の実物写真ではちと微妙ですけど、身頃の真ん中らへんは小さいフリルが2段、袖山に近づくにつれて、鎖の1目と目数が大きい上に3段ってなってるんで、(まー、この辺は自己満足かもですが)モリさんのお衣装のディテール、そのイメージは表現してるかなと(^^ゞ

ちなみに、↑写真の針を入れる方向も、モリさんの羽の向きを意識してこっちにしてます(ヨーク側じゃなくて身頃側から針を入れる)。


フリルを付ける付けないもお好みですが、糸や付ける方法もお好みです。 隠し文で云ってますが、私自身は避けましたけどフリルにだけ使う[C糸]を設定しても構わないし(色違いってだけじゃなく、モヘアとかループヤーンとかの表情ある糸使っても面白いかもしれないですね)、これまた私は避けましたが、もう少し飛ばす目数を増やして鎖のループにしても別に構わないです。[A糸][B糸]の境をもう少し上げた場合なら、少しくらい重くなって下に伸びてもそんな気にならないかもしれないんで、シェル模様とか入れても面白いかも。
だからこそ「材料」の中ではフリル分の糸を勘定してない訳ですから、どうぞお好きなように(*´∀`*)
>「ちなみに」で、以下に「自分の頭の中だけで終わった“あの羽”の表現アイデア」を、記録(メモ)も兼ねて隠しで書いときます(苦笑)。

↑タタム(手順5:フリルを編みつける)↑

免責・注意事項

■この「作り方」を利用するにあたって生じた損失・不利益等に関して、作者は責任を負いません。
長々くどくど書いてきてますが、内容の正確性について保証は出来ません。また、実際に作り方を使用して作られた作品の仕上がりを保証するものでもありません。
>記述ミスもあるかもしれないし、一部アレンジ例として出している記号図・文章等は、あくまで「机上」のものであり作者が実際に製作した上でのものではありませんので、そこら辺はご了承の上でこの作り方をご利用ください<(_ _)>
■この作り方を利用して作られた作品(ニット)そのものの扱いについて、私がとやかく云うことは出来ませんが、最初からお商売にするつもりで編まれるのは、嬉しくはないです;
>自分で着るつもりで/誰かにあげるつもりで編み、何回か着た後/貰った人が、中古品として○ルカリに出す、ってのに私が物申すと僭越極まりないです^_^; が、最初から新品の製品として売るつもりで編まれると、私は嬉しくないし寂しいです。
>編む行為自体がお商売になってくるのも嬉しくはないです。今コレ読んでる人自身は編めないけど友達に編める人が居るから、材料費は出して夕飯ご馳走する、とかは一向に構わないし、私も「その友情大事にして(*´∀`*)」とホッコリしつつ有り難いことです。でも、プロ(それをお仕事にしている)ニッターさんに材料費とガッツリ工賃出して編んで貰う、とかになると、そりゃ、止めることは出来ませんけど、寂しいです。
このコンテンツの目的は「編み物に興味を持ってもらいたい」な訳で…、何と云うか、「コレ欲しい」と「コレ編みたい」が一致する感覚、それを知って貰いたいというのがあるので、つくづく私がとやかくは云えないんですけど、出来上がり作品そのもの(だけ)が金銭取引の対象になるような、この「作り方」の使われ方は、まあ、やっぱ、そうだな、「嬉しくない」です。
■この「作り方」そのもの・あるいは再編・改変したものを無断で転載・公開・再配布するのは止めて下さい。
この手のことで誰かと諍いするのは正直面倒なので、最低限「私の方がパクリと誤解されそうな」転載・公開・再配布の仕方は止めてください。
>此処に書いてることをそのまんま転載するくらいなら、リンクして貰う方が手っ取り早いし、文責が明白になってお互いのためです^^;
>細かすぎる解説とか脱線雑談とかが含まれてる「読み物」みたいな「作り方」から、純粋にレシピだけを抽出して再編するのが、シンプルに編み物したい方にとって有益なのは私も分かりますが、黙って公開はしないでください。元ネタとしてリンクは入れて頂き、事後でも良いので、ご連絡は頂きたいです。
>また、アレンジ例として云ってるものを、(自分で編んだ上で)レシピとして再編することも、私にとって有り難いことではあります、が、この場合もご連絡は頂けた方が嬉しいです。せめて、元ネタとしてリンクは入れて貰った方が。
>※有料で公開・配布するのは、絶対に無断でやらないでください。事前のご連絡の上で、私からの返事貰ってください。「間接的に有料」の場合も、事前にご連絡頂きたいです(>例えば、このコンテンツ見て「自分で編みたいけど良く分からない」と思った人が、講習料払って通ってる編み物教室の先生に聞く、のは私がとやかく云うことじゃないんですが、編み物教室の先生が教材としてこの作り方を使う、というケースは連絡下さい<(_ _)>)
>※何れの場合も、edge-W以外の場所で公開された分に関して、作者(edge-W管理人:太刀打隆)が責を負うことはありません。今見ているこの画面[URL]の内容に関する質問やお問い合わせは受け付けますが、ここ以外で公開された内容について私がいきなり質問をされても何のこっちゃ分からないので如何ともしがたく困る、ということです;(リンクして下さっている場合・ご報告は頂いている場合でも、私が管理しているのはedge-Wの範囲だけですので、その範囲外については、私は関知出来ません<(_ _)>)

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